アメリカとEUのホワイト国はどこなの?日本のホワイト国との一覧比較 [ニュース]
スポンサーリンク
日本政府は、7月4日から「戦略物資」に該当するフッ素水素など3品目に対して、韓国向けの輸出管理を強化する措置を発動しました。
さらに追い打ちをかけるように、8月からは韓国を「ホワイト国」から除外することも決まってます。
「戦略物資」ではないけれど、軍事的に転用(大量破壊兵器等の開発・製造)される恐れのある製品の輸出を規制することを目的として、貨物の輸出や技術の提供行為などを行う際に経済産業大臣への届け出およびその許可を受けることを義務付けた制度のことを
「キャッチオール規制」
といいますが、キャッチオール規制の対象外となっている国の事を「ホワイト国」と呼んでます。
オーストラリアやアメリカ合衆国などがそれにあたり、現時点(2019年7月)で27か国が対象となっていますが、そこから韓国を外すというのです。
そして、それに先んじて、半導体の材料となるフッ化水素など3品目について、輸出管理を強化する措置を発動したわけです。
ここでいつもの韓国だったら、
「韓国のホワイト国から日本を外せ!」
との声が聞こえてきそうですが、そんな声はありません。
そもそも韓国の事だから、日本をホワイト国に指定しているかも疑問です。
また、日本がホワイト国としているEUの国々やアメリカ合衆国などは、日本のことをホワイト国としているか?も気になります。
一方通行の片思いだと寂しすぎますからね。
なので、EUとアメリカ合衆国のホワイト国や、韓国が日本をホワイト国にしてるかについて調べてみました。
韓国も日本と同じく「ホワイト国」リストを設けています。
友好国家グループ『カ』地域と、その他の国家グループ『ナ』地域に分類していて、『カ』地域に分類される29ヵ国が「ホワイト国」にあたるようです。
日本も『カ』地域に分類される29ヵ国に含まれてるので、一応ホワイト国扱いされているようです。
なお、韓国のホワイト国リストに関しては、こちらに詳しく書いております。
→韓国のホワイト国はどこなのか?日本のホワイト国と一覧で比較してみた!
EUのEU以外の特定の国・地域への「二重用途物品」(民生および軍事目的両方に使用可能なすべての物品、ソフトウェアないしテクノロジー)の輸出については、6種類の許可が存在します(EU001、EU002、EU003、EU004、EU005、EU006)。
EU001は、特定品目以外は一般輸出品扱いで、オーストラリア、カナダ、米国、日本、ノルウェー、ニュージーランド、スイス(リヒテンシュタイン含む)に輸出する際に認められています。
それ以外の許可(EU002、EU003、EU004、EU005、EU006)については、指定された品目のみ一般輸出品扱いとなっています。
EU001の許可が認められてる上記8か国を日本で言う「ホワイト国」と同様にみなすので、韓国はEUにとってのホワイト国には含まれません。
【スポンサーリンク】
商品の大多数である米国商務省の管轄下にある品目について、輸出許可が必要かどうかを判断するためのCommerce Country Chart(商取引国別チャート)というものがあります。
⇒Commerce Country Chart
Commerce Country Chartは、横に
縦に各国の名前が並んでいます。
交わるところに、「×」がついてれば、その国への商品の輸出には免許が必要で、「空白」の場合は、輸出許可が必要ないことを意味します。
「×」が2つのカナダ
「×」が4つの日本を含む28か国
が日本で言うホワイト国と同様とみなすことが出来ると思います。
もちろん、この中に韓国(「×」が6つ)は含まれていません。
【凡例】
「〇」:ホワイト国、「×」:ホワイト国以外、「-」:自国またはEU加盟国
当事国以外だとカナダ、オーストラリア、ニュージーランド 、ノルウェーあたりの信頼性が高いのがわかりますよね。
今の韓国に関しては、大量破壊兵器等の開発・製造に使われる可能性のある製品(材料)が北朝鮮へ流れる可能性があるので、ホワイト国から除外されるのは仕方ないでしょう。
日本に問題があるとすれば、韓国への対応が今まで甘すぎたということです。
韓国は世界貿易機関(WTO)に日本を提訴するようですが、元からホワイト国にしていないアメリカやEUは訴えないんですかね!?
そもそもホワイト国にするかどうかは、その国の判断であって外野(WTO)にとやかく言われる筋合いはないと思います。
日本にはこれからも、平和を脅かす可能性のある事柄については、なあなあにせず毅然とした対応をとってほしいですね。
【関連記事】
→韓国のホワイト国はどこなのか?日本のホワイト国と一覧で比較してみた!
スポンサーリンク
日本政府は、7月4日から「戦略物資」に該当するフッ素水素など3品目に対して、韓国向けの輸出管理を強化する措置を発動しました。
さらに追い打ちをかけるように、8月からは韓国を「ホワイト国」から除外することも決まってます。
「戦略物資」ではないけれど、軍事的に転用(大量破壊兵器等の開発・製造)される恐れのある製品の輸出を規制することを目的として、貨物の輸出や技術の提供行為などを行う際に経済産業大臣への届け出およびその許可を受けることを義務付けた制度のことを
「キャッチオール規制」
といいますが、キャッチオール規制の対象外となっている国の事を「ホワイト国」と呼んでます。
オーストラリアやアメリカ合衆国などがそれにあたり、現時点(2019年7月)で27か国が対象となっていますが、そこから韓国を外すというのです。
そして、それに先んじて、半導体の材料となるフッ化水素など3品目について、輸出管理を強化する措置を発動したわけです。
ここでいつもの韓国だったら、
「韓国のホワイト国から日本を外せ!」
との声が聞こえてきそうですが、そんな声はありません。
そもそも韓国の事だから、日本をホワイト国に指定しているかも疑問です。
また、日本がホワイト国としているEUの国々やアメリカ合衆国などは、日本のことをホワイト国としているか?も気になります。
一方通行の片思いだと寂しすぎますからね。
なので、EUとアメリカ合衆国のホワイト国や、韓国が日本をホワイト国にしてるかについて調べてみました。
日本は韓国のホワイト国か
韓国も日本と同じく「ホワイト国」リストを設けています。
友好国家グループ『カ』地域と、その他の国家グループ『ナ』地域に分類していて、『カ』地域に分類される29ヵ国が「ホワイト国」にあたるようです。
日本も『カ』地域に分類される29ヵ国に含まれてるので、一応ホワイト国扱いされているようです。
なお、韓国のホワイト国リストに関しては、こちらに詳しく書いております。
→韓国のホワイト国はどこなのか?日本のホワイト国と一覧で比較してみた!
EUのホワイト国はどこ?
EUのEU以外の特定の国・地域への「二重用途物品」(民生および軍事目的両方に使用可能なすべての物品、ソフトウェアないしテクノロジー)の輸出については、6種類の許可が存在します(EU001、EU002、EU003、EU004、EU005、EU006)。
EU001は、特定品目以外は一般輸出品扱いで、オーストラリア、カナダ、米国、日本、ノルウェー、ニュージーランド、スイス(リヒテンシュタイン含む)に輸出する際に認められています。
それ以外の許可(EU002、EU003、EU004、EU005、EU006)については、指定された品目のみ一般輸出品扱いとなっています。
EU001の許可が認められてる上記8か国を日本で言う「ホワイト国」と同様にみなすので、韓国はEUにとってのホワイト国には含まれません。
【スポンサーリンク】
アメリカのホワイト国はどこ?
商品の大多数である米国商務省の管轄下にある品目について、輸出許可が必要かどうかを判断するためのCommerce Country Chart(商取引国別チャート)というものがあります。
⇒Commerce Country Chart
Commerce Country Chartは、横に
●生物化学兵器
●核不拡散
●国際セキュリティ
●ミサイル技術
●地域安定
●銃器条約
●犯罪対策
●反テロ
縦に各国の名前が並んでいます。
交わるところに、「×」がついてれば、その国への商品の輸出には免許が必要で、「空白」の場合は、輸出許可が必要ないことを意味します。
「×」が2つのカナダ
「×」が4つの日本を含む28か国
が日本で言うホワイト国と同様とみなすことが出来ると思います。
もちろん、この中に韓国(「×」が6つ)は含まれていません。
日本、アメリカ、EUのホワイト国一覧比較
地域 | 国名 |
日本の ホワイト国 |
EUの ホワイト国 |
アメリカの ホワイト国 |
---|---|---|---|---|
ヨーロッパ (EU加盟国) |
ブルガリア | 〇 | - | 〇 |
クロアチア | × | - | 〇 | |
チェコ | 〇 | - | 〇 | |
デンマーク | 〇 | - | 〇 | |
エストニア | × | - | 〇 | |
フランス | 〇 | - | 〇 | |
ドイツ | 〇 | - | 〇 | |
ギリシャ | 〇 | - | 〇 | |
ハンガリー | 〇 | - | 〇 | |
イタリア | 〇 | - | 〇 | |
ラトビア | × | - | 〇 | |
リトアニア | × | - | 〇 | |
ルクセンブルク | 〇 | - | 〇 | |
オランダ | 〇 | - | 〇 | |
ポーランド | 〇 | - | 〇 | |
ポルトガル | 〇 | - | 〇 | |
ルーマニア | × | - | 〇 | |
スロバキア | × | - | 〇 | |
スロベニア | × | - | 〇 | |
スペイン | 〇 | - | 〇 | |
ベルギー | 〇 | - | 〇 | |
英国 | 〇 | - | 〇 | |
オーストリア | 〇 | - | × | |
フィンランド | 〇 | - | × | |
アイルランド | 〇 | - | × | |
スウェーデン | 〇 | - | × | |
その他ヨーロッパ | スイス | 〇 | 〇 | × |
リヒテンシュタイン | × | 〇 | × | |
ノルウェー | 〇 | 〇 | 〇 | |
トルコ | × | × | 〇 | |
アイスランド | × | × | 〇 | |
アジア・オセアニア | オーストラリア | 〇 | 〇 | 〇 |
ニュージーランド | 〇 | 〇 | 〇 | |
大韓民国 | 〇 | × | × | |
日本 | - | 〇 | 〇 | |
南北アメリカ | アメリカ合衆国 | 〇 | 〇 | - |
カナダ | 〇 | 〇 | 〇 | |
アルゼンチン | 〇 | × | × |
【凡例】
「〇」:ホワイト国、「×」:ホワイト国以外、「-」:自国またはEU加盟国
まとめ
当事国以外だとカナダ、オーストラリア、ニュージーランド 、ノルウェーあたりの信頼性が高いのがわかりますよね。
今の韓国に関しては、大量破壊兵器等の開発・製造に使われる可能性のある製品(材料)が北朝鮮へ流れる可能性があるので、ホワイト国から除外されるのは仕方ないでしょう。
日本に問題があるとすれば、韓国への対応が今まで甘すぎたということです。
韓国は世界貿易機関(WTO)に日本を提訴するようですが、元からホワイト国にしていないアメリカやEUは訴えないんですかね!?
そもそもホワイト国にするかどうかは、その国の判断であって外野(WTO)にとやかく言われる筋合いはないと思います。
日本にはこれからも、平和を脅かす可能性のある事柄については、なあなあにせず毅然とした対応をとってほしいですね。
【関連記事】
→韓国のホワイト国はどこなのか?日本のホワイト国と一覧で比較してみた!
スポンサーリンク
コメント 0