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韓国のホワイト国はどこなのか?日本のホワイト国と一覧で比較してみた!

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8月2日、日本が韓国をホワイト国から除外する閣議決定をしたことで、韓国側が強く反発しています。

それによって、軍事情報に関する包括的保全協定(GSOMIA(ジーソミア))を破棄する話がでてきたり、民間レベルでも日本製品の不買運動が起こるなど、韓国の日本への不満が広がりを見せています。

そんな中、ホン・ナムギ経済副首相が「私たちも日本をホワイト国から除外し、輸出管理を強化する手続きを踏んでいく」 との発言をしました。


韓国は戦略物資輸出統制のために、各国家を友好国家グループ『カ』地域と、その他の国家グループ『ナ』地域に分類していています。

日本は『カ』に分類されていて、この『カ』に分類されてる国が日本でいうホワイト国にあたります。

※2019年8月2日より『ホワイト国』という名称が『グループA』に変わりましたが、分かりやすいように『ホワイト国』という名称を使用しています。



韓国も一応日本をホワイト国にしてくれてたようですが、他にどんな国をホワイト国にしているのかが見えてきません。一応調べてみましたが、韓国のホワイト国に関する情報を見つけることはできませんでした。


しかし、韓国の三大紙のひとつ東亜日報の記事に、『日本を含む4つの国際輸出管理レジームに加入した29ヵ国は、輸出書類が免除される「カ」地域に分類されている。』とあったので、これがヒントになりました。


正式文書ではありませんが、”4つの国際輸出管理レジーム”すべてに加入している国が、韓国のホワイト国ということになります。


なので、4つの国際輸出管理レジームに加入している国について調べてみました。



国際輸出管理レジーム



国際輸出管理レジームとは、大量破壊兵器や通常兵器の不拡散の観点から、国際間の物品、技術等の移動制限について多国間で取り決める安全保障貿易管理の枠組みのことで、日本が参加する国際貿易管理レジームには次の4つがあります。


●原子力供給国グループ (NSG)


1974年にインドが核実験をしたのをきっかけに、核燃料や原子炉、原子力関連機器・技術の輸出を管理・規制し、核不拡散を目指すために1978年に正式発足。

<参加48か国>
アルゼンチン,オーストラリア,オーストリア,ベラルーシ,ベルギー,ブラジル,ブルガリア,カナダ,中国,クロアチア,キプロス,チェコ,デンマーク,エストニア,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,ハンガリー,アイスランド,アイルランド,イタリア,日本,カザフスタン,韓国,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,マルタ,メキシコ,オランダ,ニュージーランド,ノルウェー,ポーランド,ポルトガル,ルーマニア,ロシア,セルビア,スロバキア,スロベニア,南アフリカ,スペイン,スウェーデン,スイス,トルコ,ウクライナ,英国,米国



●オーストラリア・グループ (AG)


オーストラリアが議長国を務めていることから『オーストラリア・グループ(AG)』と呼ばれ、化学・生物兵器の拡散を防止することを目的に1985年に発足。

<参加42か国>
アルゼンチン,オーストラリア,オーストリア,ベルギー,ブルガリア,カナダ,クロアチア,キプロス,チェコ,デンマーク,エストニア,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシア,ハンガリー,アイスランド,アイルランド,インド,イタリア,日本,韓国,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルグ,マルタ,メキシコ,オランダ,ニュージーランド,ノルウェー,ポーランド,ポルトガル,ルーマニア,スロバキア,スロベニア,スペイン,スウェーデン,スイス,トルコ,ウクライナ,英国,米国



●ミサイル技術管理レジーム(MTCR)


1980年代初頭におけるミサイル開発の活発化を背景に、核兵器などの大量破壊兵器を運搬可能なミサイル 及びその開発に寄与しうる関連汎用品・技術の輸出を規制することを目的に1987年に発足。

<参加35か国>
アルゼンチン,オーストラリア,オーストリア,ベルギー,ブラジル,ブルガリア,カナダ,チェコ,デンマーク,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,ハンガリー,アイスランド,インド,アイルランド,イタリア,日本,韓国,ルクセンブルグ,オランダ,ニュージーランド,ノルウェー,ポーランド,ポルトガル,ロシア,南アフリカ,スペイン,スウェーデン,スイス,トルコ,ウクライナ,英国,米国



●ワッセナー・アレンジメント (WA)


通常兵器及び関連汎用品・ 技術の輸出管理を実施することにより、通常兵器の過度の移転と蓄積を防止する目的で、1994年に終了したココム(対共産圏輸出統制委員会)に代わって、1996年に発足。

<参加42か国>
アルゼンチン,オーストラリア,オーストリア,ベルギー,ブルガリア,カナダ,クロアチア,チェコ,デンマーク,エストニア,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,ハンガリー,インド,アイルランド,イタリア,日本,韓国,ラトビア,リトアニア,ルクセンブルク,マルタ,メキシコ,オランダ,ニュージーランド,ノルウェー,ポーランド,ポルトガル,ルーマニア,ロシア,スロバキア,スロベニア,南アフリカ,スペイン,スウェーデン,
スイス,トルコ,ウクライナ,英国,米国



この4つの国際輸出管理レジームにすべてに参加している韓国を除く29か国が、韓国のホワイト国となります。


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韓国のホワイト国と日本をホワイト国を一覧比較




韓国のホワイト国と日本をホワイト国を一覧で比較してみました。日本のホワイト国にウクライナとトルコを加えたのが、韓国のホワイト国に該当するのではないかと思います。


国名 日本のホワイト国 韓国のホワイト国
アイルランド
アルゼンチン
イタリア
ウクライナ ×
オーストラリア
オーストリア
オランダ
カナダ
ギリシャ
スイス
スウェーデン
スペイン
チェコ
デンマーク
ドイツ
トルコ ×
ニュージーランド
ノルウェー
ハンガリー
フィンランド
フランス
ブルガリア
ベルギー
ポーランド
ポルトガル
ルクセンブルク
英国
韓国
日本
米国





まとめ




韓国の方はかなり感情的になっているようで、東京オリンピックのボイコットなんて話も聞こえてきます。しかし、勘違いしないでほしいのは、韓国にウサインボルトやマイケルフェルプスのようなスーパースターがいるわけではないので、多くの日本人は韓国にボイコットされても全然困りません。


我々日本人が困るのは、オリンピックで韓国人選手が頑張って、日本のメダルが減ってしまうことです。


ホワイト国にしても同様で、韓国が輸出規制をしても他国から輸入すればいいだけなので、日本が全く困らないとは言いませんが、韓国ほどは困りません。それを見越したうえでのホワイト国からの除外なんですから、同じようなことをしても意味がないのです。


今は怒りで感情的になるのかもしれませんが、お互い切っても切れない仲となってるので、もう少し冷静な対応を取ってほしいものです。


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